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『古今著聞集』巻第十七「延長八年七月流星怪雲等の事」より |
流星怪雲 |
延長八年七月十五日午後六時ごろ、巨大な流星が東北をさして飛び、その軌跡は雲と化した。 同月二十日、黒い雲塊が西南の方角から来て、内裏大極殿の前庭の龍尾壇という階段を覆った。 にわかに旋風が起こり、体長二十メートル近い大蛇が落下して、階段の欄干を破壊した。 しかし一瞬の後、大蛇の姿はどこにもなかった。 |
あやしい古典文学 No.526 |
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