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| 神谷養勇軒『新著聞集』第十「異形の二子を同産す」より |
異形の双子 |
| 奥州の盛岡に妙泉寺という寺がある。その門前の百姓の妻が、延宝八年の夏、双子を産んだ。 一人は片手が長く足が折れ曲がり、猿のごとく全身に毛が生えていた。 もう一人は、目鼻がなく、手が七本、足が四十三本あった。 こうした異様なものはあえて人目にさらすほうが後のためによいというので、路傍に捨てておいたのを、ある人が試しに養ってみようと、乳を飲ませた。 五六日ほど生きて後、二人とも死んだ。 |
| あやしい古典文学 No.1992 |
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