『異国物語』「頓遜国」より

頓遜国

 梁の武帝のころ、朝貢してきた国だ。
 海上の島の上にある。

 この国では、人が死ぬと親族こぞって歌い踊りしながら野辺に送る。
 そこへアヒルのような形の鳥が数万、集まってくる。親族が傍らで見守るなかで、鳥は死人の肉を食いつくす。そのあと、骨を火葬して帰る。
 これを「鳥葬」という。
あやしい古典文学 No.1865